狭い路地裏で、座り込む少年に

パンをあげよう。

誰もが卑しそうに見る少年に。

君はパンをあげられるかい・・・?

でも考えてごらんよ。

例えば、この少年が王子だと知ったら・・・?

君はどれだけのパンを恵むかな・・・。

身分とか、種族とか、関係無しに

パンを与えてよ。

見返りなど、求めないで。

そして、言ってあげて。

「君は生きていなきゃいけない」って・・・。

少しの間だけでも、長く生きられるように。

例え、それが嘘であっても・・・。

言って。そして、パンを与えて。

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